要介護5の父のために介護用パジャマ

バアバの介護・終活

着替え楽になるパジャマを→→脇の下回りを開けるリフォーム

高齢者施設は、一人の利用者に対して、大勢の方が役割分担してお世話してくださいます。一番身近に感じるのが、手続き時のケアマネさんと担当の介護士さんでしょうか?

面会が厳しい施設ですと、この辺もわからずじまいのこともありますが、今回入所できた特別養護老人ホームは、介護士さんも看護士さんもすぐに名前と顔を覚えることが出来ました。

そこで、まず介護士さんから相談されたこと。父の右上の硬直が進み、パジャマを着せるのが、かなり一苦労とのこと。お世話してくださる方が大変というより、本人がとても苦しそうで、つらい表情をなさるとのこと。以前いた施設でも、気になっていたことだったのですが、特に相談されることもなく、直接お話しできたことはありませんでした。

そこで、対策として、「伸縮性のある、腕の通しやすい素材のものを買ってください」とのこと。一つ女性用の見本を見せていただいたのですが、確かに多少は楽になるかな?という感じでした。 早速、何店か見に行って探したのですが、これだというものは見つからず、和風の寝間着(脇がヒモの甚平風?)がいいかとも思ったのですが、昼間はポロシャツ、病院ではないので、あまり病人っぽくないものと考えると、パジャマとポロシャツは沢山あるので、改造してみようと思いつきました。

要するに、右手(右腕)を通すのが、きついのです。そのためには、わきの部分がゆったりしていること。いっそのこと、脇の下を切ってしまえばと思ったのです。 そして、マジックテープかボタン、または、綿の紐(ヒモ)などで止めればよいのでは?と。

マジックテープは洗濯に弱く、割とすぐにぼぼけてしまうとのこと。ジッパー(ファスナーは、ぼこぼこしそうだし、)いろいろ考え、スナップで止めてみることにしてみました。切ることは割と簡単ですが、まず、切り口をバイアステープで始末する。(結構時間かかります)そして、赤ちゃんのロンパスなので使うスナップを縫い付けてみました。 後で気づいたのですが、脇の下なので、そんなにしっかり縫いつけなくてもいいのですよね。

父の場合、左手は何とか動くので、それほど、腕通すのは大変ではないと思い、右手は大きく、左手は小さく開けてみました。

パジャマ2枚改造して、施設においてきましたが、その日介護士さんにお会いできなかったので、「問題あれば作り直しますので、これでやってみてください」とメモを置いてきましたら、次回行った時「すごく楽になりました。」と返信メモがありました。

良かった!とてもうれしく、ほっといたしました。{お父さん、へたくそな作品でごめんね。でも、これでも頑張ったのよ。}と。

介護用の衣類もいろいろありますが、まだまだ改善の余地ありと思います。

足のサイドにファスナーがついているもの。ロンパスみたいな形で、前開き前面から、足まで、ファスナーのもの。また、おむつ交換しやすく、お股の部分を開けやすく、両足の内側グルっとファスナーになっているもの等など、いろいろあることがわかりましたが? 男女によっても求められるものはちがうでしょうし、大切なのは、その方のサイズや体の状態によっても、個々にニーズは全く異なると思うのです。

簡単な方法でいいので、リフォームしてくれる、マジックミシンのような専門店などあればいいのにと思いました。